残業後、橋崎家にて

次の日に私たちは揃って私の車で出社しました。部長であり輝美の父親でもある男はあまり良い顔はしていないようでした。当然と言えば当然。私は次期専務でもある実の娘を手にかけているうだつの上がらない平社員なのですから。部長に「あとで話がある」と言われたときにはどうなることかと思いましたがこの日、仕事終わりに私が招かれたのは思いも寄らぬ場所でした。その場所とは、橋崎邸でした。

何やら夕飯を振る舞ってくれるとのこと。私はそわそわして終始落ち着かず、細かい配送ミスを連発し、2時間の残業を余儀なくされることになりました。何もかも自業自得とばかりに私は眠たい眼を擦り、橋崎邸へと向かった。「お疲れ様。あがって」玄関先で輝美が出迎えてくれた。「お父さん、まだ昨日のことで怒ってる?」「知らないわよあんなクソ親父。それより、昨日はありがとね」輝美に礼を言われるのは珍しいことでした。何かがおかしい。部長と、否、橋崎家の父と娘は典型的な不仲なのでしょうか。橋崎邸は中庭の生垣に獅子脅しがある由緒ある豪奢な日本家屋でした。縁側を通され和室に招き入れられると私の眼の前には計算され尽くしたように緻密に盛り付けられた豪華な和食料理の数々が既にスタンバイされていました。 メチャカルハンディーオート4キャスHG 最安値

user201606s06 / 4月 14, 2017 / その他